アイデアを出せるようにする努力
2016-05-06


禺画像]
近所の桜、だいぶ咲いてきた。

カンブリア宮殿でUSJの社長が言われていたことで、努力をした先にアイデアは降りてくる。
日々の打ち合わせでも、さあどうしようという場面がよくある。
活発に意見が飛び交っているときはいいけど、必ずしもそんなときばかりではない。
発想が行き詰まる。
つかの間の無言の時間が流れる。
そんなとき、そこにいる個々はどうしてるか。

誰か何か言ってよと、誰かが口火を切るのをひたすら待つ。
発言を遠慮している顔をよそおって、アイデアを出せないことをごまかす。
大勢の打ち合わせの場面だけではない。
一対一の打ち合わせでも、どうしたらいいだろうねと相手から言われて何も返せず、ありきたりな言葉で場をつなぐ。
そして相手が言ったことに対して、
「ですよねー」
と、さも自分もそう考えていたかのように相槌を打つ。
勘弁してくれ。
アイデアを生み出す努力と先に口にするちょっとした勇気をわかってはいない。
企画とか計画に携わる立場は、次の一手のアイデアを出すのが仕事。
それを人の一言を待っていては、自分がいる意味はない。
意味がないとは言いすぎか、いる意味はあるが、決まった方向で作業をするための人という存在か。
誰もアイデアなんてそう簡単には思いつかない。
瞬間芸のように思うと間違いで、日々その仕事をどれだけ考えて、それにつながる基礎的な勉強をどれだけ積み重ねているかだ。
瞬間のアイデアは努力の積み重ねの結果だ。

もうひとつ、次のカンブリア宮殿で江ノ島の水族館の社長がでていて、水族館の従業員の人達、水族館に入れる魚を自分たちが湘南の漁船に乗せてもらって、定置網にかかる魚から自分たちで網ですくってくる。
漁師さんと仲良くなっていると地元の魚のことがよくわかると言っていたが、情報が大事だなという点だけではない。
人に任せないということが大事なんだな。
展示する魚選びを「専門家に任せる」というのも頭をよぎるはず。
自分も専門家なんだけど。
そこを人に任せず深夜0時に職場を出て漁船に乗り自分で魚を獲得しに行く。
技術者(と言っていいのか)の仕事のやり方として、この積み重ねが実力になっていく。
自分はどうかなと思う。
安易に人に任せていないか。
自分が専門家なのに専門家に任せるという発想になっていないか。

こういうことって、どういうモチベーションで考えるのだろうとふと思う。
仕事をただやればいいんだろうとか、これだけやったんだから認めてくれよとかいう感覚でやってたら出てこないんだな。
相手の満足を見て自分が満足する感覚、喜んでくれたら嬉しくて、不満そうな反応をされたら落ち込んで次こそはと意気込む。
仕事は仕事、お金がもらえればそれでいいというのではつまらない。
自分がやる仕事で相手に喜んでもらってお互いハッピー。
それが理想、ていうか日々そうしたい。
そのための日々の積み重ね。
努力できる人は頑張りましょう。
[雑感]

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